三重県で風景を撮影する時におすすめしたい撮影スポットを23個まとめました。
前提として駐車場が整備されているところを抜粋しています。
いなべ市農業公園
三重県で撮影といえば梅を思い浮かべる人は多いと思いますが、ここはその代表的なスポット。毎年2月下旬〜3月中旬ごろに見頃を迎え、鈴鹿山脈を背景にした広大な梅林風景を撮影できます。特徴は梅林を高台から俯瞰できる壮大なスケール感です。
俯瞰で撮る時は標準〜中望遠が扱いやすいです。梅林内だと広角で梅の広がりや、望遠でしだれ梅が連続する様子などが撮れます。
なばなの里
なばなの里は日本でも屈指のイルミネーションスポットです。「光のトンネル」や水辺のリフレクション、広角での全景構図が定番。園内は光量も比較的高く手持ち撮影もしやすいです。
イルミネーション期間は2025年10月18日(土) ~ 2026年5月31日(日)までと半年以上に渡ります。夏以外は光ってると思っておいて大丈夫です。春は梅や河津桜が、秋は紅葉が見事です。
手持ち撮影は可能であるものの、最大開放値がF4だとキツイと感じることが出てきます。F2.8もしくは単焦点レンズを使用することで日中と変わらない手持ち撮影が可能になります。光のトンネルや河津桜、紅葉リフレクションは広角がおすすめです。あとは標準ですね。
御在所岳
鈴鹿山脈にそびえる標高1212mの山です。紅葉や樹氷スポットとして知られています。ロープウェイがあるので冬場でも頂上まで楽々いけます。山頂に雪があっても地上は雪がないことがほとんどなので雪慣れしていない人が気軽に雪景色を撮れます。
とはいえ路面凍結はあり得るのでスタッドレスタイヤを履いた車や、雪山用の靴など装備はしっかりしてきてください。
広角〜中望遠が扱いやすいです。ロープウェイは意外と速いので便利ズームレンズが使いやすいと感じますね。山頂も風が強かったり樹氷の場合は水滴が飛んでくる可能性もあるのでやはりズームレンズが良いです。
四日市コンビナートうみてらす14
日本最大規模の四日市コンビナートは、工場夜景の聖地として知られています。うみてらす14はそんな工場夜景の聖地を俯瞰できてしまうまさに絶景のスポットです。三脚が使用可能な他、受付で暗幕なども貸し出ししてもらえるので夜景撮影を楽しめる絶好のスポットです。
冬は日没が早く夜景を長く楽しめる他に、空気が澄んでいる日が多いため遠くまでくっきりと写るのでおすすめです。
工場風景を全体的に捉えられる標準、プラントの詳細まで捉えられる望遠がおすすめです。
鈴鹿の森庭園
鈴鹿市にある梅の名所。しだれ梅を中心に園内一帯がピンク色に染まり、三重県内でも人気の高い梅撮影スポットです。特に狙い目なのが、散り始めに現れる梅絨毯。地面に落ちた花びらがピンク色に広がり、まだ見頃レベルのしだれ梅と組み合わせることで、上下を梅に包まれたような構図を作ることができます。さらに園内は夜間ライトアップも行われるため、昼とは異なる幻想的な撮影も可能です。
特徴的なのが、開花状況によって入場料が変動する点です。見頃に近づくほど料金が上がるシステムになっており、現在の開花状況を把握する目安になります。遠征前は公式やすでに行った人による開花情報確認がおすすめです。
三多気の桜
津市美杉町にある桜の名所。棚田と桜並木が併存する風景はまさに日本の原風景のひとつです。
桜の開花時期になると地元の方々による棚田への水張りが行われ桜を際立たせてくれています。山桜なのでソメイヨシノより見頃は一週間〜10日ほど後です。標準〜中望遠レンズが扱いやすいです。
松坂城
松阪市中心部にある歴史スポットです。天守閣は現存していませんが石垣は良い状態で残っています。
三重県の中でも屈指の石垣撮影スポットです。城ならではの入り組んだ石垣や、高低差を活かした石垣など様々な表現ができます。
広角で迫力を出す撮影だけでなく標準〜中望遠で石垣の積み上げられ方や重なりを撮影するのも良いです。晴れの日は石に立体感が出るのでおすすめです。
春は藤棚、秋はイチョウや紅葉もあるのでそれらと組み合わせた撮影もできます。
田丸城
玉城町にある歴史スポットです。天守は現存していませんが、石垣が残っています。
春は桜、秋は紅葉が綺麗です。石垣と一緒に撮りたい場合は桜、リフレクションを狙いたい場合は秋がおすすめです。また、田植え時期の夕方は水が張った田んぼに夕焼けの色が反射します。
丸山公園
隠れた紅葉スポット。赤くなるのはドウダンツツジと呼ばれる植物です。トンネル状になっておりまるで異世界へと通じるかのような雰囲気で、近年はSNSで「三重の映え紅葉スポット」として知られるようになりました。
秋なので比較的柔らかい光で立体感が出やすいです。逆光気味で撮ると葉の透け感を活かした幻想的な表現ができます。
標準〜中望遠レンズが扱いやすい印象です。
さくらの里公園
宮川沿いにある桜スポット。春になると園内一帯に桜が咲き、桜や湖を活かした撮影ができます。
特に魅力なのが朝のサイド光。朝日が横から差し込むことで桜の立体感が強調され、光と影のメリハリが出るため、写真全体に奥行きを作りやすい場所です。また風が弱ければ湖の水面を使ったリフレクションも狙えます。
人気撮影スポットなので満開時期は三脚が並びますが、ある程度日が出たら特別な意図がない限り手持ちで撮影できるので場所取り合戦がシビアというわけではありません。広角から中望遠のレンズが使いやすいです。
志摩地中海村
志摩にあるリゾート宿泊施設です。宿泊者以外でも入村料を払えば入ることができます。宿泊者限定のエリアには入れないもののまるで地中海にいるかのような雰囲気は十分味わえます。
撮影に冬をおすすめしている理由は青空と白い壁のコントラストが綺麗だからです。レンズは広角が街並を撮るのに扱いやすいです。
横山展望台
志摩半島を一望できる絶景スポット。展望台の近くまで車で行くこともできます。駐車場がいっぱいだとちょっと下に停めて10〜20分ほど整備道を登る必要があります。
広大な場所ですがレンズは意外にも標準が使いやすいです。空の綺麗さに依存する撮影スポットかなと感じました。
夫婦岩
伊勢市二見町を代表する日の出撮影スポット。海上に並ぶ大小の岩と注連縄が特徴で、三重県内でも定番のスポットとして知られています。
撮影では冬の早朝のサイド光が魅力。日の出直後は横方向から光が差し込み、岩肌の立体感や海面の輝きが強調されます。掲載写真はNDフィルターをつけて長時間露光したことで海面がフラットになり幻想的な雰囲気を演出しています。
夏至前後には、夫婦岩の間から太陽が昇ることで有名です。この時は全国各地から撮影者が集まります。
一見シンプルな場所に思いますが、朝焼けの色や雲の形によって印象が大きく変わるため、空の変化を待ちながら撮る楽しさがあります。広角で海を大きく入れる構図から、望遠で太陽を圧縮する撮り方まで対応できるスポットです。
伊勢志摩スカイライン
朝熊山山頂にある展望台からは伊勢平野、伊勢湾、太平洋が一望できます。伊勢志摩の絶景スポットとして定番です。
年末年始は一晩中営業、1月上旬は早朝営業しており、望遠レンズを使えば富士山も望むことができます。写真は500mm前後の焦点距離でさらにトリミングしています。肉眼でもはっきりわかります。1月の三重県は富士山が比較的望みやすく連日見えることも少なくありません。
SNSでよく見る天空のポストも展望台にあります。こちらは広角〜標準レンズが扱いやすいです。
志摩観光農園
志摩のお花スポットといえば志摩観光農園は真っ先に上がってきます。写真は芝桜ですが今はネモフィラ(春)・コキア(秋)・ひまわり(夏)・コスモス(秋)の四種類が斜面を彩っています。それぞれ見頃になると開園します。
広角でお花畑の広さを活かしたスケール感の大きさを表現できる他、望遠で花々が重なり合う光景を撮るなど様々な切り取り方が可能です。
河村瑞賢公園
南伊勢町にある河津桜の撮影スポット。斜面に沿って河津桜が植えられており、桜を目線に近い高さで撮影しやすいのが大きな特徴です。また、河津桜が目線の高さにあるためにメジロが非常に撮りやすいです。花との距離が近いため、望遠レンズで狙いやすく、背景を桜色で埋めた写真が撮影しやすい環境になっています。 一般的な桜スポットでは見上げる構図になりがちですが、ここでは花と同じ高さで背景を整理しながら撮影できます。
大王岬
志摩市にある海沿いの景観スポット。太平洋に面した崖地に集落が広がっており、入り組んだ路地や坂道、漁港の雰囲気を活かしたスナップ撮影を楽しめます。特徴は、海と生活感の距離が非常に近いことです。高台から見下ろすと、建物が密集する独特の街並みと太平洋の青が重なり、志摩らしい風景を撮影できます。広角でも標準でも楽しめるスポットです。一年を通して撮ることができますが、比較的青空が広がりやすく光が柔らかい冬がおすすめです。
伊賀上野城
伊賀市中心部にある歴史スポットです。白い天守と高石垣が特徴で、春は桜と組み合わせた撮影ができます。特に桜シーズンは、城を囲むように咲く桜によって白とピンクの対比を作りやすいのが魅力です。城と桜を撮るなら広角が使いやすいです。
青山高原
伊賀市と津市の境界に広がる高原地帯。巨大な風力発電の風車が並ぶ景観で知られ、三重県内でも独特なスケール感を持つ撮影スポットです。様々な撮影方法がありますが、個人的には夕方のシルエット撮影がおすすめです。写真の場所は今も残っている風車と撤去された風車があるので、まったく同じ構図を撮ることはできないのでご了承ください。
赤目四十八滝
いくつもの滝があるという意味から四十八滝の名がついています。その名の通り渓谷内には大小無数の滝があります。特に大きいのは5つあり、赤目五瀑と呼ばれています。一年を通して四季の表情を楽しめますが、新緑と紅葉は特に美しいとされています。
手持ちでスナップ的に撮影することもできますが、三脚とレンズにつけるNDフィルター(ND100とか400)を使って長時間露光を行うことで滝が絹のようにサラサラにできます。比較的整備されているので滝撮影の入門として良いスポットです。
香落渓
もはや断崖絶壁ともいえる斜面に広がる紅葉風景は圧巻です。広角レンズを使って紅葉と青空との組み合わせも美しいですが、掲載写真のように標準レンズを使って紅葉にスポットライトが当たっているような切り取り方もしてみました。奥行きがあって山が高いので標準でも望遠のような描写が得られます。
丸山千枚田
日本国内でも最大規模のスケール感を誇る棚田です。大小様々な棚田が無数に並ぶ光景はまさに日本の原風景の1つといえるでしょう。
いくつかの展望台があり、それぞれ眺めは美しいです。掲載写真の展望台は登山道を15分ほど登ったところにある丸山千枚田の展望台の中ではもっとも高い場所にあります。俯瞰の風景を撮るなら広角〜中望遠レンズが扱いやすいです。
馬越峠
熊野古道の中でもらしさを感じられる場所の1つ。苔むした石畳と深い森が広がり、東紀州らしい静かな空気感を撮影できます。
個人的に魅力なのが雨の日のしっとりした雰囲気。湿気を含んだ森によって苔の色が濃くなり、石畳の質感や空気中の霞感が際立ちます。落ち着いたコントラストで幻想的で奥行きのある写真を作りやすいスポットです。

コメント