田舎風景を撮り始めるきっかけとなった話

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この記事では、なんで田舎風景を撮ろうってなったのかっていう話をさせてもらいます。

時期的には去年の夏の終わり頃から、田舎風景を撮ろうってなったんです。

目次

田舎風景を撮る前に撮っていたもの

それまでは三重県内で寺社仏閣とか観光地を撮ってました。有名どころはわりと早い段階で撮り切って……というか、名所同士が遠すぎるんで、移動の合間にマイナーなところも撮ってた、みたいな感じです。

特に雨が降ってるときの寺社仏閣の雰囲気が好きで、そういう写真をよく撮ってました。

ただ、マイナーな寺社、例えばその地域のためだけにある神社を「ここ、見栄えするな」って理由だけでどんどん撮って紹介していくのって、どうなんやろ?と思うようになってきまして。

別に悪いことをしてるわけではないんですけど、これを無責任に広げていくのも違う気がするな、と。もちろん撮って広げてくれるのが嬉しいというところもあると思いますが、そうでないところももちろんあるよねっていう話です。この話は深掘りするとそれで記事が書けてしまうのでまた別の機会に。

ということもあって、ちょっと撮り方そのものを考え直すことにしました。

「三重県内で撮るなら何がええやろ?」ということで、せっかくなら三重県らしいものがええよな、でも何もないなぁ。観光地とか絶景やったら今までと変わらんしなぁ。って考えてる矢先に、何人かの方から「田舎風景いいと思いますよー」っていうのをふと言われました。

都市風景に憧れていた時期

田舎風景、たしかにいいんですよね。Iskaさんっていう「夏は幻」っていう写真集出した方のことを十何年前から知ってて、田舎風景が被写体になるっていうのはわかってました。写真ではないものの、ジブリ映画とか新海誠アニメとかも田舎を舞台にしているので、田舎風景が絵になるのは間違いないことなんですよね。映画「君の名は」が大ヒットすると田舎風景を撮る人も増えました。ただ自分は撮らなかったんですわ。

なぜなら自分にとって田舎風景は 当 た り 前 す ぎ た から。

田んぼとか山とか海とか森なんてものはあって当たり前!と思ってました。むしろ何もなくてつまらないとすら思ってました。なんせ田舎出身田舎育ちなので、田舎風景は当たり前の存在だったのです。むしろ高層ビルが連なる大都市風景に憧れていました。ゴジラ作品も好きでした。ビルがいっぱい出てくるから。こち亀も好きでした。背景に都市風景が度々出てくるから。

都市風景が身近になった最初のタイミングは、学生の時に愛知に住んだ時です。名古屋市の最果て付近に住んでたので近くにでかい緑地公園とかちょっといくと田んぼが広がっていて、都会らしさはあるもののなんとなく田舎みたいなところでした。それでも1時間もかからないぐらいで名駅や栄に出られたので都市風景を身近に感じることができました。用もないのに散歩しにいったりね 笑

大学を卒業してからは地元で就職したので、再び田舎へ戻ります。

次に都市風景が身近になるのは東京に2年弱住んだ時でした。愛知の時と違い23区内だったので、さすがに田舎らしさは近くにありません。、世界レベルの都市風景の中に自分が住まうなんて状況はもはやドーパミンがドバドバ出っぱなしです。ドパガキです。家から出たらスカイツリー見えるやん!みたいな感じですわな。電車に10分乗ったら丸の内で30分乗ったら新宿とか渋谷があるのってやばいやろっていう環境で、東京に住み始めてからドパガキはよく一日乗車券を買って用無し都市散歩をしていました。

東京時代の後半は練馬区で、台東区に比べると建物は低くなり近くに穏やかな公園があったものの、まだまだ都会都会してる印象です。さらに10分も電車に揺られれば池袋、そこからもう10分20分乗れば都心にアクセスできたので、隙あらば都心みたいなことをしてました。

まぁ東京は人が多すぎて実家に帰省した時は、その穏やかさにほっとしていて、のどかで何もないことの魅力を感じつつありましたが、それと田舎風景の魅力はまた別要素です。暮らしやすいけど何も撮るものがない。自分の中で田舎風景はまだそんなポジションでした。

色々事情があって東京からまた三重での生活に戻ったのですが、都会風景への憧れはまだまだある状態です。なので、東海,近畿で風景を撮影しつつも定期的に東京に行って撮影してたりしました。三重県で田舎風景を撮る?なんやそれ?みたいな感覚だったと思います。

それから数年経って、田舎風景って結構良いかもと思い始めたのは妻(当時は恋人)と同棲を始めてしばらくしてからです。

大阪は東京ほどではないにしても世界的な規模の大都市です。三重県の面積は大阪市の約25倍です。ところが人口は大阪市のほうが三重県より1.6倍多いです。

つまり大都市です。都心部は高層ビルが連なっています。特に近年は梅田の再開発が進み大阪のスカイラインは大きく変貌しました。実際に歩いてみてもさらに都会的になったなと感じます。

住み始めた頃は東京の時のような用無し都心散歩をしてました。梅田は新宿や汐留の雰囲気と似ています。伊丹空港に着陸する飛行機が近くを飛び、入道雲が比較的出やすい大阪平野という状況の中で自然風景の撮り方を都市風景にも取り入れたネオドパガキになりそうです。

都市と田舎

ある時、淀川をはさんだ向かいの梅田の高層ビル群の夜景を見てどう思うかを大阪出身の妻に聞いてみました。返ってきたのは「何も思わん 綺麗だとは思うけど」別の時に「田舎の何もない景色に感動する」とも…

そんなことある!?と思いましたがすぐにこれは僕自身が田舎風景が当たり前すぎて何も思わんこととまったく同じことだと気付きました。慣れ親しんだ環境に近い風景にわざわざ感動はしない…よくよく考えてみると当たり前のことだと思います。

大阪生活がはじまって3年ぐらい経つと徐々に変化があらわれます。

定期的に 緑 が 見 た い と。公園に行けば緑があるけど自然に包まれたいみたいな願望です。

あと静かなところへ行きたいと。住んでたところが幹線道路の近くということもあって一日中うるさかったのも大きかったかもしれません。

という生活環境のこともあって、一時的に都市風景への憧れはあまり感じなくなっていました。加えて発信活動もとっ散らかっていたので、どうしようかとなっている時に @miya.snap00 さんから三重県の風景撮影はどうでしょう?とアドバイスをもらいました。「ありかもしれない」と思ってできたのがInstagramアカウント @miemovie28 です。

あ、ちなみに都市風景への魅力は引っ越しによって静かな生活を取り戻したことによって再び感じるようになっています。

まぁ、ここまでの経緯が長かったですが、ここからが先述した三重県で雨の寺社仏閣を撮ってのくだりです。結局マイナーで地元の人向けの寺社仏閣を無責任に広めるのってどうなのか?というところで、新しい撮り方を模索したという話ですね。

実はこの時のmiemovie28アカウントは急成長中でして、きほく燈籠祭と熊野大花火大会のリール動画でバズっていたんですね。フォロワー数も2000人ぐらいから一気に10000人を超えていったわけですが、微妙に見てもらいたい層と違うところに動画が拡散されているなというのが本音でした。なんでしょう、もっと地元の人というか、ジモトークが好きそうな人に届いてほしいみたいな。

ってなった時に、特に名所じゃないけど見る人が見たらわかるみたいな景色を狙おうとなりました。ってなった時に自分のかつての通学路とか通勤経路とかを改めて通ってみると意外と綺麗なことに気付きました。よく晴れて雲が適度にある日なんかはアニメっぽい空やなと感じたりとか。田んぼの稲が育って緑一面になっている時は壮大さを感じたりとか。風で稲が揺れてできる穂波も綺麗です。(穂波に関しては昔から綺麗と思ってた 笑)

というところから田舎風景を撮り始めました。試しに田舎風景のリール動画や写真を投稿してみると予想以上に反響も多く、見てほしいユーザー層にも表示されているっぽくて、あぁこの路線で行こうかとなりました。

おわりに

こうして振り返ってみると、僕が田舎風景を撮るようになったのは、魅力にやっと気付いたからです。今までは身近で当たり前の存在だったことで、何もなさすぎる風景としか思ってませんでした。

あれだけ都会に憧れて、東京や大阪、名古屋の街を歩き回って、そこで暮らしてみたら、今度は田舎の「何もない」ことに魅力を感じるようになったというのは今の時点から見るとフラグ立ててたんやなと思います。

行き帰りに立ち寄れるお店とかなんかあればいいのにと思ってた通学路や通勤経路も、改めて見返すと青春アニメとか映画に出てきそうなシチュエーションが当たり前だったのかと気付かされます。

当事者だった頃は風が強くて常に向かい風で苦労したことと、通勤経路にいたってはこれから始まる仕事に対して職場が近づくにつれて憂鬱な気分だったことぐらいしかないですね。通勤経路に関しては都会でもそうか 笑 むしろ朝から満員電車で通勤って最悪の気分やったなと思い出します。

という当たり前すぎて見過ごしていた景色を、写真や動画にすることで、かつての自分と同じように魅力を感じてなかったところに改めて魅力を感じてほしい、誇りを持ってほしいと思いながら、日々撮影を続けています。

…ちなみに駅周辺の風景を撮ることはスタンプラリーのようにコレクションするのを楽しんでいます。早くポケモン図鑑みたいにまとめたい 笑

次回は

・田んぼ風景を追っかけてたら父親と写真の話をするに至った
・自分のための撮影と、誰かに見てもらいたい時の撮影の違い
のどちらかです。

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